平素よりお世話になっております。
東海デジタル化相談室の大塚です。
休暇届編も気が付けばpart3。
予定としてはpart4までと番外編をもって休暇届編は終了と考えております。
読者の皆さまと共に最後まで駆け抜けて行きたいと思っております。
というわけで前回までのおさらい
Excelの休暇届をkintoneで新たにアプリ化した大塚でしたが、「いきなりコストかけてくださいは敷居上がってしまわないか?」と考え、kintoneアカウント無しでアプリ体験ができるフォームブリッジを使おうとしたところで終了。
今回はフォームブリッジを使って休暇届を作っていきたいと思います。
前回の記事はこちらから、ぜひご一読ください↓↓↓
フォームブリッジとは
フォームブリッジとは「kintoneアカウントが無い人でもkintoneに直接データ保存できるWEBフォーム」を作成できるツールです。
本来kintoneにデータを登録するにはkintoneアカウントが必須です。
これをアカウント無しでもデータ登録を可能にするのがフォームブリッジです。
「えっ、kintone的にそれはどうなの?」
「ちょっとグレーなツールなのでは?」
そう考えられる方もいらっしゃるでしょう。
ご安心ください、トヨクモさんのツールはkintone連携サービスとして「サイボウズパートナー」の最高評価を受けているものです。
確かにどちらかと言うとアンケートなどを作成することに適したツールかもしれませんが、今回はkintoneを周知するために使わせていただきます。
またフォームブリッジの弱点として「kintoneアカウントを持っていないユーザーは自身が登録したデータを閲覧できない」というものがあります。
じゃあとても不便じゃない?ご安心ください。トヨクモさんは「KViewer」というkintoneのデータを見ることができるツールも提供されています。
KViewerとは
KViewerとは「kintone内の情報を手間なく外部へ公開」することができるツールです。
こちらもフォームブリッジと同じく、kintoneアカウントを持たないユーザー向けのツールです。
このツールを使って「自身が登録したデータを確認」できるようにします。
今回は「フォームブリッジ」と「KViewer」を使ってkintoneアカウントを持っていないユーザー向けのシステムを作っていきましょう。
さっそく作ってみた
というわけで完成したフォームブリッジがこちら↓↓↓
もしよければ前回のを別タブで開いて双方確認をしてみてください。
フォームブリッジの方がかなりシンプルというかこざっぱりというか、色々と足りてないですよね。
これは「申請する内容区分」を選択することで入力フォームが適宜表示されるように変更したからです。
例えば「有給休暇」を選択したら「有給休暇の際に入力しないといけないフォームが自動で表示」されるようになります。
フォームの煩雑さが無くなったので使いやすくなりました。
また今回は自動で名前を取得する術が無いので氏名に関しては手動で入力いただく流れとなります。
ちなみにフォームブリッジと同じようにkintoneアプリ側でも「申請する内容区分」ごとにフォームが変わるようにすることは可能ですが、JavaScriptでアプリをカスタマイズする必要があるため今回は説明を省かせていただきます。
これで登録するデータを入力して回答ボタンを押下すると…
このような画面が出てきて終了です。
それでは続いて登録した内容を見ることができるよう「KViewer」の方を作成していきましょう。
もういっちょ作ってみた
というわけで完成したKViewerがこちら↓↓↓
このように登録したデータが画面上に映し出されます。
自身が登録した内容を確認できることで申請漏れや申請重複の心配もなくなりましたね。
また今回フォームブリッジとKViewerを使いましたが、こちらは試用期間版で機能制限がたくさんあります。
あくまで使用感を体感できる程度のものなので実際に使ってみて、kintoneの契約を進めていくのか、それともトヨクモさんのシステムを使っていくのかをご検討いただくのが吉だと私は思いました。
またしてもふと思いついてしまった。
ここまでkintoneに焦点を合わせて事例を紹介していきましたが、ここにきて内なる大塚がこう囁きます。
「たしかにkintoneを使ったシステム化は良いです。ただ他にもシステム化できるようなアプリであったり、もう少し手間でもいいから自由にアプリを作成できるツールはないかと。提案段階でそう言われるんじゃなかろうか?」
たしかにその通り。DX業界にもセカンドオピニオン的なものがあるべきかと。
となれば今自分が作成できるものはひとつ。
PowerAppsを利用して休暇届を作ってみましょう。
おさらい
今回はフォームブリッジとKViewerを利用して休暇届のフォームを作成しました。
ツールによってやれることが変わってくるので現状に一番合うツールを見つけ出すことが大切ですね。
ローコストでDX化を目指したいの共感を得ることができれば幸いです。
次回は「PowerApps」を利用して休暇届を作ってみたいと思います。ご期待ください。
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