DX(デジタルトランスフォーメーション)への道

DXをテーマに様々な有益な情報を発信して行きます

第5回「IoTとは何か」

 

平素よりお世話になっております。

 

東海デジタル化相談室の大塚です。

 

第4回の記事「DXへの挑戦課題」ではDXを推進するにあたっての問題点とそれに対しての考え方、対処の仕方をお伝えしました。

 

sl-tdc2021.hatenablog.com

 

ここまでDXの概要や今後のIT業界ないし職場の在り方、それに対して課題などをお伝えしてきましたがそれでも「結局DXってイメージ湧かない」と思われている方が多いのではないかと。

 

というわけで今回はDXを語るには避けて通れない「IoT」についてご説明いたします。

 

 

 

 

IoTとは何か


 

さて、DXに続きアルファベットのみの「IoT」という言葉が出てきました。

 

この言葉の読み方はご存じでしょうか?ちょっと顔文字みたいですね(ToT)

 

正解は「アイオーティー」と読みます。

 

察しが良い方ですと、読み方が分かった時点で何かのアルファベットの頭文字を取っていると思われたことでしょう。

 

これは「Internet of Things」の頭文字を取ったものです。

 

訳すと「モノのインターネット」となり、「モノ」が「インターネット」などに繋がり様々な活用ができるようになることを示しています。

 

とはいえこれでもピンとは来ないでしょう。例を挙げます。

 

夏の時期、特に必要になってくるエアコンは過去70年に渡り我々の生活を快適にするものとして、また命を守るものとして必要不可欠なものの一つとして家電製品の第一線を走り抜けてきました。

 

そんなエアコンですが便利な反面、こんなことを人々に思わせてきました。

 

 

「あれ…?エアコン消したっけ…」

 

 

人間不思議なことに玄関を出たその瞬間にそう思っても案外確認しにいかないものです。

 

そんなルーズなニーズに答えたものがエアコンのIoT化です。

 

そもそもエアコンはどのように操作しますか?

 

・・・その通り、エアコンの型番と対応しているリモコンを使って操作します。

 

リモコンと言うものはワガママな物質で、現実に物体として存在し既定の範囲内で操作しないと正しく効果を得られない代物でして。

 

そんなワガママエアコンをIoT化したことでどうなったのか。

 

簡単に言えば「スマホでどこからでも操作ができる」ようになったのです。

 

 

エアコンの消し忘れ、帰宅前に空気巡回をし快適空間に、内部清掃、これら全てを遠隔から操作することができるようになったのです。

 

これがIoT、今は一例でエアコンを挙げましたがそれ以外にもたくさんの機器がインターネットに繋がりQOLを上げているのです。

 

 

 

 

製造現場でのIoT使用事例


 

続いて実際に製造現場で行われたIoT化の事例についてご説明いたします。

 

昨今世の中には様々な「商品」が出回っています。

 

その商品を大量に作っているのは「工場」であり、そこでは様々な機械が運用されています。

 

そんな商品を作る機械にIoTを導入した場合どうなるか。

 

結論「機械の不具合を事前に察知し故障を防ぐ」であったり「現場での使用状況」を製造元が把握できるようになりました。

 

IoT化以前というものは日々の「点検」で故障を防いだり修理を依頼しており、そこには一定の工数がかけられていました。

 

また製造元視点では自社製品が実際どれくらい使われているか、調査する場合は現地に赴くなど、こちらも一定の工数がかかっていました。

 

しかしIoTの登場で、それら全てが自動で行われるようになり、人の手で行う工数が劇的に減少したのです。

 

またこれらIoTの力により利用側も余った工数を別の作業に充てたり、製造元は新たなサービスを提供することでDXを叶えられたという良い事例となっています。

 

 

 

 

一般家庭でのIoT使用事例


 

先ほどエアコンを例にIoTの事例をお伝えしました。

 

快適な環境を整えることもIoTの良さではありますが、例えばIoTの力により「命を守る」ことができたらどうでしょうか?

 

外出先での操作、機械による日常生活の自動化、日常の不便を肩代わりしてくれるIoTはまさに快適環境を整えるのに適したものです。

 

そんな家電のIoTにはこんな機能もあります。

 

 

「家電の操作を通知する」

 

 

ちょっと利用用途や状況が分かりにくいですね。

 

例を挙げます。自宅の冷蔵庫とスマホを繋いだとしましょう。そうするとスマホにはこのような通知が来るのです。

 

「冷蔵庫が開きました」

「冷蔵庫が閉まりました」

「冷凍庫が開きました」

「野菜室が開きました」

 

…言いたい気持ちは分かりますよ。

 

「これ役に立つの?」

 

でしょう。

 

断言します。この機能は「役に立ちます」。

 

と言っても限定的なシチュエーションに限りますけどね。

 

例えば実家に一人暮らしの母親がいるとして、会いに行けるのは毎週土日。平日は心配ながらも会社に出社し自身の家庭のもとに戻る。

 

そんな方からしたらこの機能はとてもありがたいもので

 

「あ、今冷蔵庫開けた」

 

遠隔から母親を見守ることができるのです。

 

逆に何も反応がない場合はすぐに連絡できたりと対応に先手を打つことが可能です。

 

IoTは快適化効率化だけではなく人の心を安心させるものでもあるのです。

 

 

 

 

おさらい


 

今回はIoTについてご説明しました。

 

ITにアンテナを張っている方ならご存じだったかもしれませんが、初めて知識として得た方はかなり驚かれているのではないでしょうか。

 

現在世界的にITが進歩しています。

 

IoTも自分たちが想像もしない新たな価値を提供してくれるのではないでしょうか。

 

次回も用語解説「デジタル」についてお伝えします。ご期待ください。

 

 

 

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