第9回「デジタルデバイドとは何か」

平素よりお世話になっております。
東海デジタル化相談室の大塚です。
第8回の記事「n進数とは何か」では、日常で何気なく使っている10進数やあまり聞き馴染みのない2進数やその他n進数についてお伝えしました。
そこそこ数学チックなお話だったと思うので数字が苦手な方には辛い記事だったのではないかと(汗)
というわけで今回はまたIT用語についての解説に戻っていきたいと思います。
さて、恒例になりつつある皆さんへの問いかけを行いますよ。身構えてくださいね?
皆さんは「デジタルデバイド」という言葉をご存じでしょうか?
次は横文字の登場、これまた頭を悩ませる方が出てきそうですがここはグッと堪えていただいて。
今回はこの「デジタルデバイド」について皆さんにお伝えできればと思います。
デジタルデバイドとは
デジタルデバイドは「digital divide」と英語をそのままカタカナにしたものなのですが、両単語共にピンとくる方はいらっしゃるでしょうか?
まず「digital」はどこかで解説しましたが今回に限っては「デジタルな世界の情報」を指している。そうご理解ください。
続いて「divide」、こちらは単純に翻訳すると「分割する、隔てる、引き離す、分かれる」、また「格差」という意味でも用いられることがあります。
これらを合わせてデジタルデバイドは「情報格差」を意味します。
コンピュータやスマートフォンが日常生活の基盤となる中で、それらを使いこなせるか否かで得られる情報に差が出てしまうということなのです。
とは言え、「いやいや、テレビでニュースとかやってるじゃない」「新聞やラジオで十分な情報が得られるよ」と情報の取得に困っていないご意見が散見するこのご時世。
しかし昨今「デジタルデバイド」による情報格差どころか経済格差が顕著に表れているのも確かな事実。
それではなぜデジタルデバイドが起きてしまうのか、またこれらの解消方法はあるのか。
ここを重点的に確認、解説していきましょう。
デジタルデバイドの脅威
格差とは言ったもののどれくらいの差があるか、気になりますよね。
ここで情報量にまつわる2つの記事をご紹介します。
まずはFAプロダクツさんが作成された記事。
1996年、人々はテレビや新聞、雑誌、ラジオなどから様々な情報を得ていました。
そこから2006年までの10年間、LineやFacebook、TwitterなどのWebサービスが進化したこと、さらにスマートフォンの普及により人々が接する情報量は圧倒的に増えました。
なんとその比率530倍!
これだけで驚くことなかれ、続いて幻冬舎plusさんが作成された記事。
インターネットが人を不幸にしている?をテーマに情報過多について記されています。
こちらは2002年と2020年のインターネット全体の情報量を比較したものを掲載しているのですが…
その比率なんと6000倍!!
これら2記事に共通する点は「ITの加速による選択できる情報量の増加」という点。
それではどれくらい情報量が増えたのか例えを用いて考えてみます。
例えば「美味しいケーキが食べれる喫茶店」を調べるとしましょう。
ITの普及がまだ進んでいない時代は「雑誌で確認する」「情報番組で知る」「知り合い間の口コミ」と比較的アナログな情報で調べるでしょう。
もちろん時間も労力もかかり、現代に比べると仕入れられる情報も限られたものになります。
ではITがかなり普及した現代ではどうでしょうか?
スマホで検索して一発です。
例えば「○○市内 ケーキ 有名」などで調べればものの30秒で欲しい情報が手に入ります。
また付随して「ケーキや喫茶店の知識」「他の食品の有名店」「ケーキ好きが集まるコミュニティ」など本来得たいテーマ以外の情報も得ることができます。
ITにより得られる情報の種類が圧倒的に増えた。いま解説したものだけで、その増加を理解できたのではないでしょうか。
デジタルデバイドはそれだけ人々の選択できる情報に格差を与えているのです。
デジタルデバイドはなぜ起きてしまうのか
この節ではデジタルデバイドが発生する原因を解説していきます。
まずは結論、この3点によりデジタルデバイドが発生しています。
1.個人・集団間におけるデジタルデバイド
2.地域間におけるデジタルデバイド
3.国際間におけるデジタルデバイド
1つずつ内容を確認していきましょう。
まずは「個人・集団間のデジタルデバイド」について。
これは自身が所属する集団、家庭や学校や企業など、どの集団やどの環境に身を置いているかで情報格差が生まれるということを示しています。
また個人として年齢や学歴、収入や身体的・社会的な条件の違いでも差が生じる場合があります。
例えばITに慣れ親しむ機会が少なかった高齢層の方々、所有しているIT機器の違いで得られる情報にも違いが出る、このような理由からデジタルデバイドが発生すると考えられます。
続いて「地域間のデジタルデバイド」について。
都市部では快適なインターネット環境があっても、地方ではITインフラが充実していない。このような理由からデジタルデバイドが発生すると考えられています。
例えば日本国内で5Gの恩恵を最大限受けられる都市で得られる情報量、山岳部など通信状態が不良な場所で得られる情報量。それこそ数千倍もの情報格差が生まれるのではないでしょうか?
最後に「国際間のデジタルデバイド」について
先ほどの地域間のデジタルデバイドに通ずるものはありますが、先進国と発展途上国などの国ごとの間に生まれるデジタルデバイドを指しています。
インフラ整備が十分不十分な国、国家予算や教育の違い。
これらがデジタルデバイドを発生させる要因となっているのです。
デジタルデバイドを解消するために必要なこと
先ほどはデジタルデバイドが発生する理由をお伝えしました。
ここからは現在も広がり続けているデジタルデバイドをどうやって解消するか、かなり主観的な意見になりそうですがお伝えしていこうと思います。
まず最もデジタルデバイドが顕著に表れているところは「高齢層」ではないでしょうか。
これ自分が言うのも憚られるのですが、投稿時29歳のDX担当ですらSNSを使った情報収集は苦手だったりします…
ただ最低限の情報通信技術を活用していただくだけで触れられる情報量に大きく違いが出てくると考えられます。
1つの層として高齢層を出しましたが、地方の方やIT機器を触れる環境が無い方も同じくです。
まずは「触れてもらう」こと。これが第一課題なのではないでしょうか。
例えば公共の場にIT端末などを設置したり、比較的安価にIT端末を貸し出したりと触れ合うハードルを低くする必要があるでしょう。
またそのような事業を進めていくうえで「IT人材を増加させる」必要もあります。
多く見られるのは「IT人材を育てる人材がいない」というもの。
人材としてITに特化しすぎると会社内でも属人化しやすく、後続の人材を育てる環境ができなくなりがちです。
IT業界全体の人材増加が求められている昨今で都心部や地方に限らずITスキルを学べる場を設けたり、ITスキルがある方が後続の人材を育てる場を設けること。
これにより全体的にITスキルが向上し、デジタルデバイドが解消できるのではないかと考えられます。
また膨大な情報量に伴い「情報の取捨選択能力」も必要となってくるでしょう。
これはインターネットを利用する全ての人に伝えるべきものですが、正しい情報と正しくない情報を見分ける能力が必要であるということです。
1つ例題を挙げてみましょう。
あなたがテレビをつけるとお昼の情報番組、「エスカレーターは左に乗る?右に乗る?」というテーマのもと議論やインタビューが放送されていました。でもこれだけでは「1人で乗った時」に限る情報だと判断したあなたは普段から使用しているSNSを利用して「2人で乗るときはどうするか」を調べてみました。すると「左側に前後で乗る」「右側に前後で乗る」「一段の左右に乗る」「そもそもエレベーター乗る」という情報を得ることができました。最終的にはテレビ番組のアンケートで「左に乗る派が55%」、また自分も普段「左に乗っている」ことからエスカレーターは左に乗ることが正しいと結論付けました。
ちょっと長くなりましたが、これを読んでどう感じたでしょうか?
では「情報の取捨選択能力」という面で考えてみましょう。
ヒントは「目に映る情報だけで意思決定をしないこと」です。
それでは質問です。エスカレーターの正しい乗り方を説明してください。
皆さんはどのように答えますか?
正解は「立ち止まって乗る」です。
まず左右どちらに立っても良いのです。
その上で「危険なので歩かない」ことが大切です。
暗黙の了解で「片方は急いでいる人のために空けておく」といつの間にか意識づけられていますが、エスカレーターを使う以上これはNGなのです。
…いかがでしたか?
ニュースやSNSの情報のみで判断すると本質を見失いがちです。
これはあくまでエスカレーターの話。
分からないことを調べたら様々な意見が出てきます。
それは正しいかもしれないし、正しくないかもしれない。
これらを正しく分別できなければIT慣れしていてもデジタルデバイドは広がる一方でしょう。
これまで挙げてきた解決法を全国的に一丸となって進める必要があると私は考えています。
まとめ
今回はデジタルデバイドについてご説明しました。
最近の記事の中ではかなり文字数が多くなり、そこそこ読みごたえがあったのではないでしょうか。
今は情報過多で情報不足と言われる時代です。
選択できる情報を得る機会を増やすこと、正しく情報を取捨選択できること、そしてデジタルデバイドを解消することが大切になります。
この時代を最も効率的に生き抜くためIT知識を深めていきましょう!
次回は基本に立ち返り「インターネット」について専門的に、深掘っていこうと思います。ご期待ください。
東海デジタル化相談室ではDXに関するご質問やお問い合わせを受け付けております。
「社内DXがうまくいかない」「そもそもDXって何から始めればいいの?」などお気軽にお問い合わせください。
第8回「n進数とは何か」

平素よりお世話になっております。
東海デジタル化相談室の大塚です。
第7回の記事「ITとは何か」では日常生活で口にする機会が多いが説明が難しい「IT」という言葉についてお伝えしました。
今回は少し趣向を変えてガッツリ数字のお勉強回でございます。
皆さんは10進数という物はご存じでしょうか?
2進数は?16進数は?
良く使う10進数から普段聞き馴染みのない16進数の話まで今回はしていこうと思います。
n進数とは
まず初めの「n」とは何か。
これは「number」の頭文字を取っており、「とある数字」を表すときによく使われる表現です。
「第n回 〇〇大会」のように「入る数字は分からないけどとりあえず数字であることを表現しておく」場合にnを使います。
では続いて「進数」とは何か。
これは一桁あたりに表示できる数字の種類を示しております。
少しわかりにくいので例を挙げましょう。
10進数の場合は1桁あたり「10種類」の数字を表示できます。
つまり0~9までの10種類を使って数を表します。
2進数の場合は1桁あたり「2種類」の数字を表示できます。
つまり0,1の2種類を使って数を表します。
16進数については少し複雑になるので後程解説します。
以上を踏まえて「n進数」とはどういうことか。
「1桁あたりn種類の数字を使って数を表す」ということになります。
ここまでご理解いただいた状態で続いての話題に移ります。
10進数、2進数とは
まずは日常で良く使う「10進数」を解説します。
と言っても解説するほどのものではありませんね…
日々我々は物を数える際、認知していない「0」から1,2,3と続けて数えていきます。
10進数の1桁あたりの限界値「9」を数えたあと自然と「10」を使いますが、これぞ10進数の真骨頂。
桁で表示できる種類に限界が来たとき「新しく桁を増やし、元の桁を初期状態に戻す」普段から何気なく使っていますが細かく分かりにくく説明すると10進数とはこんな感じなものです。
続いて「2進数」について。
考え方は10進数と全く同じです。
1桁あたりに表示できる数字の種類は2つ。
0,1で数を表現していきます。
以下10進数と2進数の比較表です。
10進数 2進数
1 1
2 10
3 11
4 100
5 101
6 110
7 111
8 1000
9 1001
10 1010
基本はどの進数も同じ、その桁で数字を表現しきれなくなったら次の桁に行く。
2進数の表をなんとなく眺めて法則性をご自身の中で確認してみてください。
8進数、16進数とは
続いて8進数について解説していきます。
その前に、なぜ8進数?16進数?いつ使うの?という疑問が浮かぶと思います。
これは2進数と関連するのですが、PC機器は何かと2進数の3桁、4桁で様々なものを表示、表記することが多いです。
たとえば2進数で「1111 1001 0101 0111」と表記されているか16進数で「F957」と表記されているか、どちらの方が視認性が良いかは見れば分かります。
このような理由で8進数や16進数が使われているのです。
話を戻しましょう。8進数は数字の0~7を使って数を表します。
ここで理解度チェック。8進数で「10」と表された場合、10進数でいうどの数を表しているでしょうか?
答えは出ましたか?それでは正解を発表します。
正解は「8」です。
8進数は1桁に0~7しか表示できません。
つまり「7」の次の数は桁を繰り上げ「10」となるのです。
続いて16進数について解説します。
ご存じの方、また勘の良い方はお気づきでしょう。
16進数については0~9は基より、さらにA~Fまでの文字を使って数を表示します。
「9」までは10進数と同じ、次の数は数字が無くなってしまったので「A」を使用して数を表現します。
16進数の桁の限界値は「F」、これは10進数でいう「15」となります。
桁を繰り上げ16進数で「10」、これは10進数でいう「16」となります。
では16進数で「FFFF」は10進数で何になるのでしょうか?
次の節で確認していきましょう。
n進数を10進数に変換する方法
2,8,16進数と様々なn進数についての理解は深まったと思います。
でもやっぱり様々なn進数を普段から使っている「10進数」に合わせて把握したいものです。
ここからはちょっぴり数学の時間。またITパスポートレベルの知識をお伝えしていきます。
今からお伝えするn進数を他の進数に変換することを「基数変換」と言います。
そしてこの基数変換は計算こそ面倒ですが比較的簡単に実施することができます。
まず公式から、低い桁からその数字に対してnの0乗、1乗、2乗を掛け合わせ最後にすべての合計を出したら終わりです。
文字にして説明するととても分かりにくいですね。
例えば8進数で「123」と表される数があったとしましょう。
これを10進数に変える場合、まず一番低い桁の「3」に注目します。
今回は8進数なので、8の0乗を3にかけ合わせます。(8**0×3=3)
続いて次の桁である「2」、これに8の1乗をかけ合わせます。(8**1×2=16)
最後に「1」、順番通り8の2乗をかけ合わせます。(8**2×1=64)
ここまでの結果をすべて足すことで基数変換が完了となります(3+16+64=83)
各進数ごとに例を挙げてみます。
2進数→10進数
10101
=2**4×1 + 2**3×0 + 2**2×1 + 2**1×0 + 2**0×1
=16×1 + 8×0 + 4×1 + 2×0 + 1×1
=21
8進数→10進数
1234
=8**3×1 + 8**2×2 + 8**1×3 + 8**0×4
=512×1 + 64×2 + 8×3 + 1×4
=668
16進数→10進数
12EF
=16**3×1 + 16**2×2 + 16**1×14 + 16**0×15
=4096×1 + 256×2 + 16×14 + 1×15
=4847
ざっくりこんな感じです。ご理解いただけたでしょうか?
なんとなくこんな感じで計算するんだと思っていただければ大丈夫です。
それでは本記事の最後に16進数「FFFF」を10進数に変換していきましょう。
FFFF
=16**3×15 + 16**2×15 + 16**1×15 + 16**0×15
=4096×15 + 256×15 + 16×15 + 1×15
=61440 + 3840 + 240 + 15
=65535
おさらい
今回はn進数についてご説明しました。
情報科目の知識は数字や計算が多く取っつきにくいものですが、いざやってみて理解できると途端に楽しくなる面もあります。
インターネット関係、ハードウェア関係を知るうえでn進数は避けては通れないものです。
機会があれば改めて学習をすることをオススメします!
次回はIT用語のお勉強「デジタルデバイド」とはどういうものかについてお伝えします。ご期待ください。
東海デジタル化相談室ではDXに関するご質問やお問い合わせを受け付けております。
「社内DXがうまくいかない」「そもそもDXって何から始めればいいの?」などお気軽にお問い合わせください。
第7回「ITとは何か」

平素よりお世話になっております。
東海デジタル化相談室の大塚です。
第6回の記事「デジタルとは何か」ではデジタルとアナログの違いについて深掘りを行い、ITにおけるデジタルの意味をお伝えしました。
デジタルを推進する身としてはこれについてお伝えできて何よりなのですが、またしても皆さんに質問です。
PCの登場、業務の効率化、様々な場所でデジタル化が進むことでIT企業がたくさん増えて参りました。
さて、このITって何か説明できますか?
なんとなくご理解いただけている方も多いと思いますが、しっかりと人に教えられるほどの知識はないな。そう思われる方も多いでしょう。
今回はこのITについてお伝えしていきます。
ITとは
まずはITが何の頭文字を取ってできた単語なのかご説明いたします。
「Information Technology」の略であり、「情報技術」と訳されます。
世間ではインターネットなどの通信と、コンピュータを駆使する情報処理技術のことを指す用語として使われております。
さらに噛み砕いて説明しますと、情報を入手したり、それを何かしらに保存したり、またどこかに伝達する。これこそがITです。
パソコンはもちろん、スマートフォンもIT機器の一つですし、以前ご説明したIoT(Internet of Things)もIT機器として認知されています。
デジタル技術は急速に発展を遂げてきました。
また同じくコンピュータなどの発展も急速に進みました。
その結果、「便利」という言葉が色々なところから聞こえるようになりましたね。
ITは人間のより良い暮らしになくてはならない存在となったのです。
ITの活用事例
それでは「何が」「どのように」便利になったのか確認してみましょう。
まずは人と人との情報伝達について。
代表例として電話を挙げましょう。
時は遠い昔、まだ日本が戦乱に置かれているところまで遡行します。
戦に出ている将軍たちが将兵達に「突撃」の伝達をしたいと。
ただ飛脚を出すには時間が遅すぎる、そこで考え出されたのが…
そう、狼煙です。当時は電話という物もなく、情報伝達の手段が限られていたというのは周知の事実。そんな中で手っ取り早く情報伝達するために使われた手法ですね。
でもそんな時代に電話があったら面白そうですよね。
将軍「あーもしもし、前線出てくれてありがとね。ところで敵将ちょんぎれそう?」
将兵「お疲れっす!そろそろ天守閣落とせそうなもんで、終わったら写メ送りますね」
将軍「よろしくねー、帰ってきたらスタバでも奢るわぁ」
あるわけもなく。
やはり情報伝達には時間と労力がかかり、また秘匿性に乏しいという弱点もありました。
そこから数世紀、時は進み1876年。
アレクサンダー・グラハム・ベルは世界初の電話機を発明しました。
今と比べると通話中に「交換手」なる仲介役を担当する人材が必要でありますが、声を電気信号として伝送し、遠く離れた場所にいる人とのコミュニケーションが可能となりました。
さらにさらに1973年は携帯電話が誕生し、現代になりスマートフォンが広く普及するようになりました。
ここ150年における情報伝達の発達は目を見張るものがありますね。
またスマートフォンは多機能を備えるIT機器であり、インターネットの閲覧や各種アプリケーションの利用。写真動画撮影も可能。
次世代の機器には一体どんな機能が追加されているのでしょうか?
せっかくなのでIT業界についても
そんなつよつよなITという物を扱っている業界ってどんなところなのか。
どんな勇猛無比で剛毅果断で無二無三な魑魅に魍魎がいるのか。
そう思われるかもしれませんが、魑魅に魍魎はいません笑
色々と置いて、まずはIT業界を構成している5つの分野をご紹介します。
まずは「ソフトウェア業界」
コンピュータに搭載するOSや各種アプリケーション開発をする業界です。ゲームを作ったりアプリ作ったりなんとなくIT企業と言えば、と一番最初に思い浮かぶのがこの業界だと思います。
続いて「ハードウェア業界」
身の回りにあるIT機器、パソコンやスマートフォンなどを企画・販売する業界です。先述したIoTが世に広まっているのもこの業界があるからこそです。
「インターネット・Web業界」
GoogleやYahoo、AmazonにX、検索エンジンサイトやECサイトにWebサイトを提供している業界です。HTMLやCSSを使ってサイトを作ったりします。
「通信業界」
電話回線やインターネット回線等、通信に必要なインフラを提供している業界です。ITの力を我々が最大限享受できているのもこの業界のおかげなのです。
最後に「情報処理サービス業界」
システムインテグレーターという情報システムの企画・開発・運用・設計を行う企業が属しています。東海デジタル化相談室はこの業界に属しております。企業が抱える問題解決に力を入れているということです。
この5つの業界をまとめてIT業界と呼びます。
ちなみにこのIT業界、ITを取り扱っているということでそっちが急成長すれば業界も急成長を余儀なくされておりまして。圧倒的に人材が不足しているのが現状なんです。
今から6年後の2030年には最大で80万人近くの人材不足を経済産業省は懸念しているとのことです。25年の崖の次は30年の奈落とでも言っておきましょうか。
こういった背景もあることからITに強い人材、DX人材が欲されているのです。
おさらい
今回はITについてご説明しました。
前節でも言った通り、今や業界は圧倒的な人手不足の時代を迎えようとしています。
DX化、デジタル化はいずれどのような企業にも必要になってきます。
今一番早いタイミングでデジタル担当等を検討してみてはいかがでしょうか?
とはいえ何から始めれば良いのか、コストがどれくらいかかるのか。
不安はたくさんでしょう。そんな不安に東海デジタル化相談室。
まずは相談から、下記弊社のHPよりお問い合わせくださいませ。
次回からは少し情報科目のお勉強「n進数」とはどういうものかについてお伝えします。ご期待ください。
東海デジタル化相談室ではDXに関するご質問やお問い合わせを受け付けております。
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第6回「デジタルとは何か」

平素よりお世話になっております。
東海デジタル化相談室の大塚です。
第5回の記事「IoTとは何か」ではIoTについて深堀りを行い、今世の中ではどのようなモノがどのように使われているのかをお伝えしました。
そんなデジタル化が進む毎日ですが、ここで皆さんに質問です。
デジタルって何か説明できますか?
これ結構難しいと思います。
というのも、一般的に広く使われているデジタルとITにおけるデジタルは若干意味に相違があるからです。
今回は後者のITにおけるデジタルについてお伝えしていきます。
デジタルとは
先ほどの質問の続きですが、デジタルについて説明する場合どのように説明するでしょうか?
「パソコンを使ってやるもの」「電磁的なこと」「アナログの反対」「かっこいい」
正直全部正解と言えるでしょう。
イメージとしてはより「先進的なもの」がデジタルと表現されることが多いよう見受けられます。
デジタルテレビ、デジタルカメラ、デジタル時計、デジタル思考など色々あります。
では本題、ITとしてのデジタルとは何なのか。
ご説明いたします。
「連続的なデータを段階的に切り取り、数値や記号で表すもの」
です。分かりやすいですね。
・・・さっぱり分からない?
では対義語のアナログについてもご説明しておきましょう。
「連続的に変化するデータを、目に見える量で表したもの」
もう理解したも同然ですね。
・・・やっぱり分からない?
定義だけでは深く理解することは難しいでしょう。
次はこれについてできる限り噛み砕いてデジタル、アナログについてお伝えしていきます。
アナログを体験してみよう

「連続的に変化するデータを、目に見える量で表したもの」
これを最も分かりやすい方法でお伝えしますと、
今自分たちが見ている世界
これに尽きます。
例えば、これを読んでいる皆さん、開いたままの右手をゆっくり前に出して、ゆっくり手をグーの形にしてみてください。それをじっと瞬きをせずに見守ってください。
できましたか?
これこそが「アナログ」です。
ゆっくり動いて図らずも手が震えていませんでしたか?
まどろっこしく、素早く握ってしまいませんでしたか?
あまり考えないだけでその行動には数多くの情報があったと思います。
デジタルを体験してみよう

続いてデジタルについてお伝えします。
「連続的なデータを段階的に切り取り、数値や記号で表すもの」
これを簡単に体験する方法があります。
やることは簡単、先ほどと同じように右手を前に出してグーにします。ゆっくりですよ?
そして変更点、今回はあえて何度も瞬きを行います。
自分ができるギリギリの瞬きをしながら手を握るのを見てみましょう。
さて、今回はいかがでしたか?
これこそが「デジタル」です。
先ほどのアナログ体験と比べて何か感じたことはありますでしょうか?
例えば、先ほどは手が震えていたが今回は分からなかった。
ワープしているみたいで面白かった。
見えているそのものからの情報は少なく感じた。
そう思っていただけるとやった甲斐があったというものです。
ただし今回はあくまで体験、本来はこの細切れの情報を電子化することでようやくデジタルと呼ばれます。
改めてデジタルとは
そもそも世の中の出来事というものはとても小さな点と点が繋がり、大量の点が繋がって動いているように感じられます。
これを最も身近な例で表すならば「パラパラ漫画」です。
先ほどのデジタル体験はパラパラ漫画体験とも言えるでしょう。
つまりデジタルとは点、アナログとは線を意味します。
またコンピュータは「0と1」で全てを認識しています。
デジタルとはつまり一番小さな点である0と1まで変換したもの、こう捉えることも可能です。
これでようやくデジタルとアナログの違いが分かったと思いますが、
「だったらアナログの方が便利そうじゃん」
「デジタルの方が劣っているように感じるんだけど」
「デジタル化よりアナログ化の方がいいんじゃないの?」
などなど声が聞こえてきます。
ではデジタルの良いところ、アナログの良いところをそれぞれお伝えします。
まずデジタルはそれ自体のデータが小さいため「より正確であり、また暗号化が容易であり安全にデータを扱うことができる」というメリットがあります。
また同じようにデータの細分化が行われているため「データの再現、復元が容易」というメリットもあります。
しかしそれだけ細分化がされているので「微妙なニュアンス」を伝えきれないというデメリットが混在しています。
アナログになるとこれが逆転します。
連続したデータをそのまま見ることができるので「微妙なニュアンス」を伝えられます。豊かな表現ができるわけですね。
ただし、一度に多量のデータを扱うので「データの扱い方」が難しくなります。
先ほども申した通り、コンピュータとは0か1かで判断する、この判断をすさまじいスピードで、かつ想像を絶する量の判断を行っています。
コンピュータからすると情報は細かければ細かいほど都合がいいんですよね。
人間は「アナログ」が得意で、コンピュータは「デジタル」が得意。
コンピュータが多用される昨今、デジタル化が必要ということです。
おさらい
今回はデジタルについてご説明しました。
ご自身の思うデジタルと認識は一致していたでしょうか?
デジタルとアナログの違いを説明できるようになると人目置かれる人物になれるでしょう。
次回も用語解説「IT」についてお伝えします。ご期待ください。
東海デジタル化相談室ではDXに関するご質問やお問い合わせを受け付けております。
「社内DXがうまくいかない」「そもそもDXって何から始めればいいの?」などお気軽にお問い合わせください。
第5回「IoTとは何か」

平素よりお世話になっております。
東海デジタル化相談室の大塚です。
第4回の記事「DXへの挑戦課題」ではDXを推進するにあたっての問題点とそれに対しての考え方、対処の仕方をお伝えしました。
ここまでDXの概要や今後のIT業界ないし職場の在り方、それに対して課題などをお伝えしてきましたがそれでも「結局DXってイメージ湧かない」と思われている方が多いのではないかと。
というわけで今回はDXを語るには避けて通れない「IoT」についてご説明いたします。
IoTとは何か
さて、DXに続きアルファベットのみの「IoT」という言葉が出てきました。
この言葉の読み方はご存じでしょうか?ちょっと顔文字みたいですね(ToT)
正解は「アイオーティー」と読みます。
察しが良い方ですと、読み方が分かった時点で何かのアルファベットの頭文字を取っていると思われたことでしょう。
これは「Internet of Things」の頭文字を取ったものです。
訳すと「モノのインターネット」となり、「モノ」が「インターネット」などに繋がり様々な活用ができるようになることを示しています。
とはいえこれでもピンとは来ないでしょう。例を挙げます。
夏の時期、特に必要になってくるエアコンは過去70年に渡り我々の生活を快適にするものとして、また命を守るものとして必要不可欠なものの一つとして家電製品の第一線を走り抜けてきました。
そんなエアコンですが便利な反面、こんなことを人々に思わせてきました。
「あれ…?エアコン消したっけ…」
人間不思議なことに玄関を出たその瞬間にそう思っても案外確認しにいかないものです。
そんなルーズなニーズに答えたものがエアコンのIoT化です。
そもそもエアコンはどのように操作しますか?
・・・その通り、エアコンの型番と対応しているリモコンを使って操作します。
リモコンと言うものはワガママな物質で、現実に物体として存在し既定の範囲内で操作しないと正しく効果を得られない代物でして。
そんなワガママエアコンをIoT化したことでどうなったのか。
簡単に言えば「スマホでどこからでも操作ができる」ようになったのです。

エアコンの消し忘れ、帰宅前に空気巡回をし快適空間に、内部清掃、これら全てを遠隔から操作することができるようになったのです。
これがIoT、今は一例でエアコンを挙げましたがそれ以外にもたくさんの機器がインターネットに繋がりQOLを上げているのです。
製造現場でのIoT使用事例
続いて実際に製造現場で行われたIoT化の事例についてご説明いたします。
昨今世の中には様々な「商品」が出回っています。
その商品を大量に作っているのは「工場」であり、そこでは様々な機械が運用されています。
そんな商品を作る機械にIoTを導入した場合どうなるか。
結論「機械の不具合を事前に察知し故障を防ぐ」であったり「現場での使用状況」を製造元が把握できるようになりました。
IoT化以前というものは日々の「点検」で故障を防いだり修理を依頼しており、そこには一定の工数がかけられていました。
また製造元視点では自社製品が実際どれくらい使われているか、調査する場合は現地に赴くなど、こちらも一定の工数がかかっていました。
しかしIoTの登場で、それら全てが自動で行われるようになり、人の手で行う工数が劇的に減少したのです。
またこれらIoTの力により利用側も余った工数を別の作業に充てたり、製造元は新たなサービスを提供することでDXを叶えられたという良い事例となっています。
一般家庭でのIoT使用事例
先ほどエアコンを例にIoTの事例をお伝えしました。
快適な環境を整えることもIoTの良さではありますが、例えばIoTの力により「命を守る」ことができたらどうでしょうか?
外出先での操作、機械による日常生活の自動化、日常の不便を肩代わりしてくれるIoTはまさに快適環境を整えるのに適したものです。
そんな家電のIoTにはこんな機能もあります。
「家電の操作を通知する」
ちょっと利用用途や状況が分かりにくいですね。
例を挙げます。自宅の冷蔵庫とスマホを繋いだとしましょう。そうするとスマホにはこのような通知が来るのです。
「冷蔵庫が開きました」
「冷蔵庫が閉まりました」
「冷凍庫が開きました」
「野菜室が開きました」
…言いたい気持ちは分かりますよ。
「これ役に立つの?」
でしょう。
断言します。この機能は「役に立ちます」。
と言っても限定的なシチュエーションに限りますけどね。
例えば実家に一人暮らしの母親がいるとして、会いに行けるのは毎週土日。平日は心配ながらも会社に出社し自身の家庭のもとに戻る。
そんな方からしたらこの機能はとてもありがたいもので
「あ、今冷蔵庫開けた」
と遠隔から母親を見守ることができるのです。
逆に何も反応がない場合はすぐに連絡できたりと対応に先手を打つことが可能です。
IoTは快適化効率化だけではなく人の心を安心させるものでもあるのです。
おさらい
今回はIoTについてご説明しました。
ITにアンテナを張っている方ならご存じだったかもしれませんが、初めて知識として得た方はかなり驚かれているのではないでしょうか。
現在世界的にITが進歩しています。
IoTも自分たちが想像もしない新たな価値を提供してくれるのではないでしょうか。
次回も用語解説「デジタル」についてお伝えします。ご期待ください。
東海デジタル化相談室ではDXに関するご質問やお問い合わせを受け付けております。
「社内DXがうまくいかない」「そもそもDXって何から始めればいいの?」などお気軽にお問い合わせください。
第4回「DXへの挑戦課題」

平素よりお世話になっております。
東海デジタル化相談室の大塚です。
第3回の記事「2025年の崖とは何か」では、レガシーシステムを持ち続けることによる経済損失について、またそれらを刷新した場合のプラス効果についてお伝えしました。
ここまでDXに関して推進してきたわけですが、「簡単に刷新できたら苦労しない」という声が多く挙がっている気がします。
それもそうです。「新しいこと始めてちょうだい、費用はあなた持ちね」なんて言われたら戸惑いますよね。
今回はDXを実現するためにハードルとなりうること、またそれの解決案を過去の事例を交えながらご説明していきます。
DXを進められない理由を考える
まず事例を紹介する前にDX化が難しいという声に寄り添ってみます。
独立行政法人 中小企業基盤整備機構による「中小企業のDX推進に関する調査(2023年)」のアンケートを確認すると
・ITに関わる人材が足りない
・DX推進に関わる人材が足りない
・予算の確保が難しい
という回答が上位3位を占めていました。
またそれ以外の下位については
・DXに取り組もうとする企業文化・風土がない
・経営者の意識・理解がたりない
・情報セキュリティの確保が難しい
と回答されています。
次は従業員規模別に見てみましょう。従業員規模20人以下での課題の上位3位は
・何から始めてよいかわからない
・予算の確保が難しい
・具体的な効果や成果が見えない
となっています。
まとめてみると
・人材が足りない
・資金が足りない
・DXに対する意識、知識が不足している
・DXの価値を見出せない
といったところでしょうか。
またそれらに対しての支援策として期待されている事柄については
・中小企業のためのDX推進指針の策定、公表
・公的支援機関や専門家による経営相談
が上位3位の回答となっております。
「資金不足」「実施方法が不明確」「相談先がない」が大半を占めているのではないでしょうか。
その意見を考慮して次は対策案を考えていきましょう。
課題例)DX推進できるほどの資金がない場合
DX化に踏み切りたいけどお金が無くて難しいという場合。
結論から申しますと「スモールスタートでデジタル化をしてみる」ことから始めてみてはいかがでしょうか?
やはり費用対効果は意識してしまうもので、初めから完成形を目指して時間やお金の見積もりを取ると一歩踏み出せないくなるものです。
ビジョンは確立させておき、まずは低コストで身近なものからデジタル化を進めてみると変化に対してどのようなものが得られたか、身をもって体感できると思います。
例えば紙で管理していたToDoリストをデジタル化してみるのはいかがでしょうか?
今でしたらスマートフォンのアプリであったり、MicrosoftやGoogleから提供されているものなど多数あります。
デジタル化を行うことで「指定時間にアラームを鳴らす」ことや「期限まで〇日前に通知をする」などの恩恵を享受することができます。
よって、「スモールスタートでデジタル化をしてみる」ことは有用な手立てであると考えられます。
課題例)実施方法が不明確な場合
DXを推進したくても何からやるべきか分からない場合。
この場合は「他社のDX事例を確認し、自社でもできることを始めてみる」と良いでしょう。
DXに使えるリソースが十分でもやり方が不明確だと何から手を付けてよいか迷ってしまいますよね。
また迷った末に実施している事柄が正しいかどうかも不明確では不安が勝ることでしょう。
仮に「ペーパーレス化がしたいけどどんなツールやソフトを使えばいいか分からない」という疑問が浮かぶのであれば「ペーパーレス化に関する事例を確認」して、自分でもできることを進めてみるといいでしょう。
また専門家に支援を受けることも良い対応策でしょう。
「分からない」を「分かった」に変えるスペシャリストの支援ほどDX化をより推進させるものはありません。
よって「過去事例を確認する」ことと「専門家の支援を」ことが有用な手立てだと考えられます。
課題例)相談先がない場合
最後にDX推進をするも相談先がないという場合。
先ほどと重複してしまいますが「専門家の支援を受けること」を強くオススメいたします。
以前のブログでもお伝えした通り、DX化だと思ったらただのデジタル化だった場合であったり、ITを利用したことで逆に使い勝手が悪くなっているパターンも少なからずあります。
挑戦することはどんなことにおいても素晴らしいことですが出来れば業務をより良くしたいですよね。
そんな時こそDX推進の専門家の支援を検討してみてください。
きっと驚くような変革が待っていますよ。
おさらい
一言にDX、DXと叫び続けていましたが実際に運用するとなると様々な課題が目白押しです。
何度もお伝えしたいことにはなりますがまずは「スモールスタート」を心がけてみましょう。
塵も積もれば山となる。スモールスタートのデジタル化やDX化を成功させ経験を積んでいくことで気づいたころには「あれ?DX化進んでるよね?」となっているものです。
もちろん余力がある場合はプロジェクトとして実施いただくこともオススメいたします。
一つ一つ壁を乗り越えてより良い職場環境を作っていきましょう!
次回はDX用語の一つ「IoT」についてお伝えします。ご期待ください。
東海デジタル化相談室ではDXに関するご質問やお問い合わせを受け付けております。
「社内DXがうまくいかない」「そもそもDXって何から始めればいいの?」などお気軽にお問い合わせください。
第3回「2025年の崖とは何か」
平素よりお世話になっております。
東海デジタル化相談室の大塚です。
第2回の記事「なぜ今DXなのか」では、日本と海外のDX事情の比較、レガシーシステムについて、2025年の崖問題についてお伝えしました。
2025年までにレガシーシステムを刷新することで、起こりうる損害を未然に防ぐこと。
また業務システムの改善から顧客満足度を高め、最終的に新たな価値を見出すところまでを見据えようというところをお伝えしましたね。
そして2025年の崖について軽く触れ、このまま進むとどうなるかもお伝えしました。
今回はこの問題についてより深く話を掘り進めて行きたいと思います。
2025年?まだ先だから後で考えようと5年前に考えていた画面の前の皆さん。
これを機にDXないしデジタル化についてしっかり考えてみてはいかがでしょうか?
2025年の崖とは何か
前回の記事でもお話をしましたが改めてご説明いたします。
※1
「2025年の崖」とは、部門ごとのシステム構築や、過剰なカスタマイズで複雑化した既存のシステムを、企業が利用し続けることにより発生するリスクを示した言葉です。
古くからあるシステム、いわゆる「レガシーシステム」を使い続けていると何が起こるか。
2025年にはそのレガシーシステムを保守するために必要なプログラミング言語を主に使っていたエンジニアの殆どが定年を迎えます。
すなわち保守する人材がいなくなり、システム障害時に損失が発生してしまうのです。
また過剰なカスタマイズで複雑化した既存のシステムも同じようなことが言えます。
システムを構築した人材が現場にいないとしましょう。その場合もシステム障害時に保守を行う人材がいないので損失が発生します。
これらシステムは専門性が必要であり。いずれは中身を触る人材がいなくなり「ブラックボックス化」してしまうのです。
ここまでは主に技術面での問題点を上げましたが、現場の人材面についても問題点がございます。
それは現場サイドの抵抗についてです。
業務改善を行い既存システムの問題を解決したとしても、改善後の業務について現場の理解を得られなければ結局意味がないということです。
・今までのシステムで管理が上手くいってたのになぜ変更するのか
・紙媒体からデジタル化したことで操作方法が分からない人が出てくる
・システムを変更する時間がない
などの抵抗があることは想像に容易いです。
以上の課題を克服できない場合はDX実現ができないのみならず、2025年以降、最大12兆円/年の経済損失が生じる可能性があります。
これこそが2025年の崖と呼ばれているものです。
問題を解決したらどうなるのか
2025年の崖について問題提起を行った政府ですが、これらの問題を乗り越えるための「DX実現シナリオ」というものを作成しています。
※1
これはレガシーシステムを必要不必要で仕分けをし、必要なものについては刷新しつつDXを実現できた場合のシナリオです。
これを実現できた場合はなんと、2030年には実質GDP130兆円超の押上げが現実のものになると考えられています。
やはりネックとなるのは「レガシーシステム」であり、これらの問題解決こそが今、あらゆるユーザ企業に求められているものだと考えています。
レガシーシステムが経済損失に繋がる理由
※1
ここまでレガシーシステムが企業に与える不利益についてご説明しました。
「とは言ってもうちは古くから使っているシステムを保守できるから大丈夫だよね」
というお声が聞こえてきました。風に乗って。
そういうわけにはいきません。
例えば「その保守が非IT部門でも可能」であった場合どうでしょうか?
今はkintoneのようなローコードツールが世に出ています。
本来であれば技術部門の人材が行っていたところを管理部門の人材が行えた場合、技術部門でさらなる売り上げが期待できるのではないでしょうか?
同じように「簡単に継承できるシステム」であった場合も、継承のための時間的なコストや教育コストが省かれますね。
また古いシステムにどうしても付いてくるものが「悪用されるリスク」です。
例えばそのシステムの脆弱性によって機密情報が流出してしまったり、システム障害が起きてしまったら。
いうまでもありませんが企業にとって大きな損失になるでしょう。
また世界的に見てDX化が進んでいることを鑑みると既存システムでは市場の変化に対応できず、またデータを活用しきれないことからデジタル競争の敗者となり、それもまた損失に繋がることでしょう。
このようにレガシーシステムを放置することのリスクは非常に大きいのです。
ではどうすればいいのか
※1
まずは経営者自らがITシステムの現状と問題点を把握することが必要です。
技術的負債の度合い、情報資産の現状、既存システム刷新のための体制ができているのか。またこれらを中立的な立場で観察してもらうことも大切です。
そしてDXを行った後の体制、実行にあたってのプロセスを策定し、刷新後のシステムやゴールイメージを全社的に共有。
IT部門の人材のみならず会社全体でDXを推進していく必要があります。
その過程でDXの専門家の力を借りて、システムの再構築をより良いものに、また刷新後のトラブルをすぐに解決できるような状態にすることも好ましいです。
最終的には社内にDX人材を確保できれば企業DX化は出来上がったも同然です。
おさらい
2025年の崖はもう目前まで迫っています。
レガシーシステムの刷新やDXで企業や組織の活動全体を見直さなければなりません。
また「DXを始めるにしてももう遅い」ということはありません。
今後起こりうる経済損失を未然に防げるよう共に行動していきましょう。
次回は「DXを行うにあたっての課題」についてお伝えします。ご期待ください。
東海デジタル化相談室ではDXに関するご質問やお問い合わせを受け付けております。
「社内DXがうまくいかない」「そもそもDXって何から始めればいいの?」などお気軽にお問い合わせください。
東海デジタル化相談室
出典
※1 経済産業省



